ここは、広島市東区牛田の早稲田神社である。
階段を登ると神社の境内に出る。
この狛犬は、天保11年(1840年)に参勤交代へ参加した者が、
天狗面を添えて寄進した物らしい。
もう一対の狛犬。
確かに天保11年9月吉日、東都交代連中と彫られている。
この神社の境内では、弥生文化時代の墳墓が見つかっている。
弥生時代は、体を伸ばして葬むる方法が一般的で、ここの座った状態で葬むられた例は珍しいらしい。
その墳墓跡に築かれた築山。
その築山の上には、このような標石が。
墳墓として見れないのは少し残念!
この石灯篭は、二股土手の常夜灯として弘化5年に設置されていたが、
河川改修に伴い処分されるのを惜しみ寄進された。
境内には、郷土資料館があり、縄文時代から
弥生時代へと、石器から土器の展示がしてあった。
右写真は、鋳造所跡からの出土品らしい。
西山貝塚出土品。
西山貝塚は、この神社の背後にある牛田山の頂上近くにある弥生時代の貝塚である。
そう言えば、牛田山に登った時、西山貝塚の説明板があった。
これは、弥生時代後期の石器のようだ。
これは石器を作った原石、または、原石を打ち割った石核。
これらは、石矢じり、石斧。
これらは、刃器、または、刃器の素材となった剝片。
無文土器。
帯状の土を重ねて形を整え作業したので指の跡が
見られると説明がある。
ここからは縄文時代早期の有文土器。
有文土器。
これは貝塚から出土品らしい。
郷土資料館内部。
境内の紅葉。